| 第1回 | 予告編 |
  進路指導〜プロへの道 第2回 【杉システム利用法・基礎講座(T)】
 第2回は,杉システム利用法・基礎講座(T)です。今回は導入として,テスト処理を例として機能及び操作の基本を説明します。ダウンロードした見本データを使って練習します。なお,実際の学年用のデータ作成については別のところで説明します。 =2003.02.02=
《目次》
テスト後の決まりきった仕事は省力化しよう
1.得点入力
2.合計,順位等の計算
3.学級ごとの一覧表を印刷する
4.合計得点の順番に一覧表を印刷する
5.得点分布のグラフを作成する
6.個人配布用の個表の印刷
7.表の項目を追加,変更,または削除する方法
ご質問・参考意見等はこちら

テスト後の決まりきった仕事は省力化しよう
 定期テスト,実力テストを採点した後,@データを保存し,評価・評定や進路指導に使っていく。A得点及び得点を順位,偏差値,段階等に換算したデータを一覧表にまとめ,学習・進路指導に活用するとともに,個表にして生徒に配布する,等の処理を行います。
学級別一覧成績順一覧度数分布グラフ成績個表
上の図は学級ごとの一覧表,学年全員を合計点順に並べた一覧,度数分布グラフ,成績個表です。そのためのプロセス:「入力用項目の作成→得点入力→合計などの計算→帳票の印刷」のための操作のいくつかを説明します。なお,データは,お試し版のダウンロード時に作られた見本データを使っています。(お試し版開始の方法)
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得点の入力
(1) システムの開始(開始用番号未入力の場合)
起動時の画面アイコンをダブルクリックなどして,杉システムを起動すると,左のように,開始用番号入力画面になります。表示されたabc1234-xの形式のデータを送信していただきますと,お試し版(6か月限定)開始用番号をお知らせします。
 開始用番号を入力…[決定]クリック
 開始用番号が不明…[中止]クリック
※ 開始用番号を入れる前でも,機能限定(ディスクに書き出せない)の「超お試し版」として一部体験できます。
 
(2) (1)で[中止]をクリックして「新しい期限を設定できませんでした」の表示が出たら
期限未設定の表示<開始用番号未入力の場合です>
 「超お試し版」体験へ…[実行]クリック
 体験しない…[中止]クリック
 
(3) 「見本データ集」を開く
学年等の選択左の図は「ある年度のある学年」を単位として分けてある画面です。見本データ集はその1つとして入っています。
 「見本データ集」をクリック
 
(4) 「1学期中間テスト」を選択
表の選択処理したいテスト名,例えば[1学期中間テスト]を左クリックします。
※ 1つの学年について表は100種類までです。一度に表示する題名は20個です。切り替えは下の藍色の部分をクリックします。
 
(5) 「入力」を選択
道具の選択[入力]を左クリックします。
※ 他に計算,並べ替え,編集などのボタンが並んでいます。それらの機能は,それぞれ右ボタンによって解説を見ることができます。
 すぐに終了したい…[終了]をクリック
 
(6) 得点入力を実行
入力画面入力画面の機能ボタン1組1番愛知まこと君の国語の欄を見てください。ここだけ枠の中が黒くなっていて,白抜きで 52点となっています。(ここをカーソル位置と言います)ここで,パソコンの数字キーを例えば,「8」「7」の順に押すと愛知君の得点は 87点となり,同時にカーソル位置が石川君の国語 63点に移動します。この表は,サンプルデータが全て入力済みですが,実際の入力時は全部空白の状態に,数字キー2個をうつことで入力を進めていくわけです。

 入力を間違えたら…カーソル移動ボタン[↑][↓][→][←]をクリック,または↑↓→←キーでカーソルを直したい欄まで移動し(直したい欄をクリックしてもよい),正しい値を入れなおします。
 100点はどうやっていれるの?…[100点]をクリックします。
 欠席者は?…[欠席]をクリック
 7点(10点未満)だったら?…「0」「7」と入れます。
 入力後,カーソルが「愛知君の国語→石川君の国語」の向きではなく,「愛知君の国語→愛知君の社会」の向きに動くようにしたい…「愛知君の国語」の欄でクリックして[‖←]クリック,そして「愛知君の英語」の欄をクリックして[→‖]クリック。
 転入が1組男子に発生…1番から順番に入れていってカーソルが1組女子31番にきたところで[転入]をクリック。
 入力が終わったら…[終了]クリックで,自動的にディスクに記録される。(但し,超お試し版の場合はディスクに記録されません)
(参考)
 Microsoft Excel(R)のデータを貼り付けたい…エクセル側で範囲を決めて[編集]→[コピー]しておいてください。その後,『win杉』側で貼り付け位置の左上角で右クリックし,「クリップボードから貼り付け」を選択します。貼り付け位置を間違えたときは[復活]で元にもどります。
 
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合計・順位等の計算
(1) 「計算」を選択
道具の選択(計算)得点入力(1)〜(4)と同じ手順,または入力終了後に道具箱が表示されます。
 ここで[計算]をクリック
 
(2) 合計などの計算を実行
計算画面計算画面の機能ボタン 計算の練習…サンプルデータは計算済みなので,意図的に書換えてみます。

<合計の欄を「国語+社会」の得点にしてみる場合>
@愛知まこと君合計の得点 187をクリックA右側の[合計]をクリックB愛知まこと君の国語の得点 52をクリックC同じく社会の得点 49をクリックD計算式の表示が「1学期中間テスト.合計=合計(1学期中間.国語,.社会)」になっていることを確認して右側の[実行]をクリック
その結果合計は, 101点になります。同じ計算は,全員に対して行われました。確認してください。

<順位の欄を数学だけの学年順位にしてみる場合>
@愛知まこと君順位の値 79をクリックA右側の[学年順位]をクリックB愛知まこと君の数学の得点 26をクリックC計算式の表示が「1学期中間.順位=学年順位(1学期中間テスト.数学)」になっていることを確認して右側の[実行]をクリック
その結果合計は, 86番になります。

<段階の欄を社会だけの十段階にしてみる場合>
@愛知まこと君段階の値 2をクリックA右側の[男女]を6回クリック(表記が[十段階]に変わるまで)B愛知まこと君の社会の得点 49をクリックC計算式の表示が「1学期中間.段階=十段階(1学期中間テスト.社会)」になっていることを確認して右側の[実行]をクリック
その結果段階は, 3になります。

 計算方法のまとめ…@計算の結果を書きこむ列の誰かの枠をクリック A計算の種類をクリック B対象となる項目の誰かの枠をクリック C必用に応じてBを繰り返す D[実行]をクリック
 計算が終わったら…[終了]クリックで,自動的にディスクに記録される。(但し,超お試し版の場合はディスクに記録されません)
(参考)
 一連の計算をまとめて自動的に実行する方法…[再生]をクリックします。計算式のセットは[再生]を右ボタンでクリックし,「計算式編集画面(D)」を選択します。
 
(3) 学級ごとまたは全体の平均
 縦方向の平均を表示・印刷…@計算対象範囲の左上角をクリックA[縦平均]B計算体表範囲の右下をクリックC結果表示用画面が開きます。その中で対象範囲を変えたり,印刷することができます。
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学級ごとの一覧表を印刷する
学級ごとの印刷は計算画面の[印字]で行います
帳票_学級別計算画面(印字)印刷確認 用紙のサイズや向きを気にしないとき…@1組1番愛知君の国語の枠 52をクリックA[印字]クリックBカーソルを移動し,表の末尾山口わたる君の順位の欄 9をクリック,これで直ちにプリンタに全員分の印字データが送られます。
 Aで確認ボックスがでます。ここで[詳細指定]をクリックすると,印刷結果を画面上で確認したり,より詳細な指定を行うことができます。
※ 印刷時に,学級と学級の間は必ずスペースが入り,必ず学級ごとに分離した表が作られます。
 
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合計得点の順番に一覧表を印刷する
(1) 「並べ替え」を選択
帳票_得点順道具の選択(並べ替え)得点入力(1)〜(4)と同じ手順,または入力・計算終了後に道具箱が表示されます。
 ここで[並べ替え]をクリック
 
(2) 合計点の高いほうから順番に並べ替え,印刷を実行
並べ替え画面並べ替え画面の機能ボタン 合計点で並べ替え…@1組1番愛知まこと君の合計 187点をクリック A右側の[整列▼]をクリック…これで表全体が合計得点順になります。
 用紙のサイズや向きを気にしないとき…@表最上列2組6番群馬君の国語の欄 99点をクリックA[印字]クリックBカーソルを移動し,表の末尾3組39番徳島とにあさんの順位の欄  (空白)をクリック,これで直ちにプリンタに全員分の印字データが送られます。
 Aで確認ボックスがでます。ここで[詳細指定]をクリックすると,印刷結果を画面上で確認したり,より詳細な指定を行うことができます。
 
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得点分布グラフ
(1)
道具箱(ユーティリティ)
(2)
ユーティリティ選択画面
道具箱から[ユーティリティ]を選択 ユーティリティから[テスト結果のグラフおよび…]を選択
(3)
テスト結果のグラフ度数分布グラフ 各教科および合計点の分布を柱状グラフによって表現する。表示する教科の選択,それぞれのパラメータ,および全体の配置を指定する画面。
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個人配布用の個表の印刷
(1) 並べ替え画面から入ります
並べ替え画面ボタン印刷範囲 並べ替え画面を開く。
 印刷対象の生徒の範囲を指定…@最上行の国語の欄などをクリックA[個票]をクリックB末尾の国語の欄などをクリック→個票設計画面が開きます。

※ 個票に印刷する項目は,個票設計画面で指定するので,並べ替え画面の範囲指定のうち左右の範囲はどのように指定してもかまいません。
 
(2) 個票設計画面個票設計画面
個票サンプル @[(?)から]をクリックA項目名[国語]をクリックB[(?)まで]をクリックC項目名[順位]をクリックD[個票イメージを画面表示]をクリックして印刷イメージを確認
 位置,横に並べる枚数などを調整後,[印刷を開始する]をクリック

※ この機能は,テスト結果をシール用紙などに印刷し,台紙となる生徒個票に貼りつけるような使い方を想定しています。
 
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表の項目を追加,変更,または削除する方法
道具箱から編集を選択します。道具箱(編集)
編集画面 項目移動…左右の項目の入れ替え
 項目設定…新しい項目を作る
 見本利用…既に出来上がった他の表から項目名や計算式など表の形式だけ取り入れる
 併合…他の表を現在作業中の表の右側に接続する
 項目削除…表から項目を取り除きます
 内容消去…現在と同じ表で中身の値を全部空白にした表を新しく作る
※ 詳しくは画面のボタンを右クリックして解説を読んでください。
 
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