季節の歩み 第1回 【杉システムの学級や氏名の設定】
 第1回は,杉システムでの生徒氏名の設定を中心に紹介します。 =2005.05.20=
《目次》
1.はじめに〜まずは,氏名の入力から
2.新しい学年の開始と生徒氏名の入力
3.氏名についてのその他の機能
4.学年の最初の作業を終了

1 はじめに〜まずは,氏名の入力から
(1) 新シリーズ名は「季節の歩み」です
 2005年度が始まりました。本サイトでは,これまで進路指導や評価での杉システムの活用について連載してきました。新しいシリーズは,
中学校の一年の各時期の活動に合わせて,時々の進路や学習指導に関する課題に対応。
杉システムの新機能を生かした,新しい活用法があればその都度紹介。
過去のシリーズから参考になる事項のご案内。
 以上を中心として,総合的に進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
 
(2) 最初に未使用のディスク(FD,MOなど)をセット…
データディスクのスタート まず,学年の開始にあたって氏名入力について取り上げます。はじめに,未使用のディスクをドライブにセットした状態で「杉システム」のショートカットをダブルクリックすると,左の図の画面が現れます。(参考:ディスクが損傷したり,フォーマットしてない場合も,この画面が出てしまいます)正常なディスクの場合を選択すると,新しい学年用データを開始します。今回はとりあえず学級数・在籍数・生徒氏名の設定について取り上げます。
 なお,杉システムのデータは基本的に学年単位で作られます。

※ 図の[フォルダの自動選択]は,普通は存在しないボタンですが,「3 システム⇒(5)動作スタイルの変更⇒データ用フォルダを自由に設定クリック(★マークがつきます)⇒終了」で出現します。これを使えばハードディスク上などの,どのフォルダでもデータ用に指定することができます。
 
ページトップへ

2.新しい学年の開始と生徒氏名の入力
(1) 学級数,生徒数など
学級データの設定@ 女子の先頭番号 著者の知る限り,どの中学校でも31番から女子が割り振られています。1番からにすることもできます。男女混合名簿にする方法は2つあります。ひとつは,全員を男子にしてしまい,各クラスとも女子の在籍数を0名に設定します。もうひとつは,男女別に設定した後,ユーティリティ⇒4男女混合名簿への切り替えを使う方法があります。最低一つの表を作った後「道具箱」から[ユーティリティ]を選びます。こちらの方法は,いつでも男女別名簿/混合名簿の切り替えがいつでもできるという便利さがあります。

A 学級数 この画面では26学級までです。進路指導用のデータ分析のためなど,複数の学年・年度・学校をまとめて一つの集団として扱うなど,学級名を特別につけた方がよい場合は「道具箱⇒ユーティリティ⇒8特別な学級名」で対応しています。
 
(2) 生徒氏名の標準的な入力方法
氏名の入力 キーボードから氏名を直接入力する方法を解説します。Microsoft(R)エクセルなどで作成したデータを貼り付けることもできます。逆に杉システムで先に作成した氏名を他のアプリケーションに貼り付けることもできます。それらの方法は次項をご覧ください。

@ 入力したい位置を左クリック 氏名を入力したい位置を左クリックすると,氏名入力専用画面が開きます。

A 入力ボックス 入力後[Enter]キーで次の氏名欄の入力に進みます。または,マウスカーソルを次に入力したい位置に合わせて左クリックします。次の学級の生徒氏名の入力に進む場合は左側「〜組男子」などの欄を左クリックします。

B 終了 全員の入力終了,または後で部分的に入力が終了したら[終了]ボタンを左クリックします。今後は,[道具箱]⇒[入力]⇒氏名欄クリックでいつでも氏名入力が再開できます。(訂正する場合も同じです)br>
C 特殊な文字 シフトJISの漢字以外の漢字または外国語の表記の氏名を入力する場合に使います。(バージョン2.01.20で追加されたボタンです)
 
ページトップへ

3.氏名についてのその他の機能
(1) 右ボタンで表示されるポップアップメニュー
ポップアップメニュー氏名入力・訂正…氏名入力専用画面が開きます。(2(2)と同じ)

クリップボードから貼付け
クリップボードへの複写
…氏名データをクリップボードとの間で複写します。クリップボードとは,他のアプリケーションソフト(エクセルなど)との間でデータ交換するためにウィンドウズがコンピュータの内部に設定した記憶場所のことです。

特殊な文字の氏名を入力…前項のC 特殊な文字と同じです。
 
(2) 特殊な文字の氏名を入力
特殊な文字の氏名を入力 シフトJISには入ってないが,ユニコード(UCS−2)に含まれる漢字や外国語の文字を,氏名データの場合ウィンドウズxp限定で使えるようにしました。「杉システム」の現バージョン(バージョン2.01.20〜)では特別な方法(下記)で登録するようになっています。

@ 開始用画面…ユニコードによるデータを作成するか,作成済みのファイルを選択して使用します。学級,番号を判別するために書式が決まっています。

A 選択…ここではメモ帳を使って作業用ファイルを作成を選択します。

B メモ帳ソフト…ユニコードでテキストファイルを編集するスタイルで起動します。

C 氏名の入力…学級,番号を含めて氏名を書き込みます。ここで作成した氏名は,シフトJISに含まれる文字でも内部ではユニコードで表現されます。ここで作成しない氏名は通常の氏名データが使用されます。

D メモ帳を終了します…実行するかどうかの確認画面がでます。

E 実行…特殊な文字の入力が完了しました。
 
ページトップへ

4.学年の最初の作業を終了
氏名の設定が終わったら…
終了@ 終了…ディスクを使い始めるときに開いたのは,編集画面(列を作ったり列の名前を編集したり,見本として他の表を使って表の形式を決めていく画面)です。このまま編集を続けても構いません。最後はこの[終了]ボタンをクリックしたときに,ディスクにデータが書き込まれます。

A 格納する位置を選んで,[左ボタン]…これで場所を決めると,場所の番号から名前をつけたファイルを自動的に書き出します。

B 入力ボックス…表に題名をつけます。

C 決定…名前を入力し終わったら,[決定]ボタンクリック,または[Enter]キーをクリックします。

D 道具箱の終了…これで「杉システム」が終了します。他の作業を選択して作業を継続することも,もちろんできます。


 さて,現在は1学期中間テストの時期です。テスト処理については,過去シリーズ進路指導〜プロへの道第2回に詳しい説明があります。基本は変わっておりませんので現在でも十分参考になると思われます。こちらもご活用ください。
 
ページトップへ

ホームへ戻る